【知らなきゃ怖い】屋根リフォームで多い、訪問販売のトラブル事例

訪問販売の業者に屋根のリフォームを頼んだら、思ってもいないトラブルが発生した…訪問販売の業者による悪質なリフォーム事例はよく耳にする話です。具体的にどんなトラブル事例が発生しているのか、一緒にチェックしていきましょう。トラブルの例を具体的に知ることで、悪質な業者に騙されにくくなります。

 

◇屋根板の追加料金をとられた

屋根をリフォームするとき、必ず「事前の下調べ」が必要になります。なぜなら屋根のリフォーム時には、一度屋根をはがし下の素材がどうなっているのか調べる必要があるからです。

訪問販売の業者が突然尋ねてきて、よく下見をしないまま見積もりを出すケースもあります。見積もり時の金額がとても安かったため、その日のうちに契約を済ませたところ、後日リフォームが終わってから「ばく大な請求書」が送られてきた…というケースもあります。
工事を行う際には2~3社での相見積もりが推奨されています。工事プラン等が記載されていれば参考になりますが、住宅によって費用も異なりますので、何社か見積もりを頼み工事を行いましょう。
以前台風で被害を受けた際に街の屋根やさんというHP(http://www.yaneyasan14.net)を見つけ問い合わせてみましたが「相見積もりを行われたほうが良いですよ」と嫌な顔せずに提案していただいたのを覚えています。

屋根を支えるための屋根板など、追加のオプション料金を別途取られることもあります。見積もりを出してもらうときには、その場の金額に一喜一憂せずに、リフォーム後に追加料金が発生する可能性があるのか、入念に質問しておくことが大切です。

 

◇すぐに雨漏りが発生してしまった

台風やゲリラ豪雨などで自宅の屋根が被害に遭ってしまうと、大切な家族のために一刻も早くリフォームを進めたくなるものです。手ごろで便利な訪問販売の業者が、片付けの最中に自宅までやってくると、ついつい宣伝文句に乗ってしまうもの。

「安くしておきますよ。」「今すぐ直しますよ。」などの訪問販売の業者の売り言葉につられて契約をしたところ、次の台風がやって来たときに屋根に穴が開き、雨漏りが発生してしまった…という事例も報告されています。

訪問販売の業者の中には、屋根のリフォームを一度もしたことがない、素人同然の職人も紛れています。よくよくリフォーム箇所を見てみると、屋根瓦のつなぎ目も乱雑だったり、修復箇所の穴埋めがきちんとおこなわれていないこともあります。

「今すぐ」「安い」といったその場しのぎの言葉に騙されるのではなく、どのような業者なのか・どのような内容の工事をおこなうのか、きちんと見極めたうえで契約をおこなうことも大切です。

 

◇前払いしたところ、工事の日に業者が来なかった

屋根のリフォームをしたいと思っていたところ、運よく訪問販売の業者がやって来たので、その場でリフォーム代を支払った…これは良くないケースの一例です。

訪問販売の業者の中には高齢者の方をだます、悪質な詐欺集団が紛れこんでいるケースもあります。工事代金を全額前払いしたところ、工事日になっても業者が現場に現れなかった…という残念なケースも方向されています。

一般的に住宅販売の業界では、工事に関するお金を工事前に全額支払うのはあり得ないケースです。なぜなら施工を始めてみないと、実際にどのくらい費用がかかるのか読めないこともあるからです。

数十万円、いや数百万円するリフォーム代を一括で支払うのは、利用者にとってもかなりの負担がいる行為。工事前に代金の全額を振込するようにたたみかけてくる業者は、悪質業者の可能性もあります。おかしいと思った場合は自分1人で悩まず自治体や消費者センターに電話をかけて、相談してみることも大切です。

 

◇塗料のカラーが、契約とちがう

屋根のリフォームをおこなうとき、頼んだおいたペンキの色と実際の色がまったく異なるケースもあります。

訪問販売業者の営業担当のスタッフと実際の施工業者が異なり、うまくコミュニケーションが取れていない可能性もあります。屋根のカラーはその家のテーマカラーとなる、大切な要素。たかが屋根の色といっても、その場に住んでいる人にとっては、大きな問題です。

こんなときに頼りになるのが、契約時の書類です。契約時の書類には「どのようなリフォームをおこなうのか」工事の内容が分かりやすく示されています。書類に書いてある項目と違う内容の施工が行われた場合、依頼者は工事のやり直しを求めることができます。

営業担当者との口約束だけで終わってしまったり、契約書そのものを作っていない場合、最悪の場合泣き寝入りに終わってしまうこともあります。今後のトラブルを避けるためにも、リフォームしてもらいたい方は「工事内容を契約書に記載してもらうこと」がおすすめです。

 

◇リフォーム後、屋根にヒビや亀裂が入った

屋根をリフォームするとき、アルバイトのスタッフや知識の少ない人が施工をおこなうと、十分な下処理をおこなわずにペンキを塗るため、塗装がヒビ割れることがあります。

通常であればペンキを塗る前に防水を高める塗料を塗ったり、強度をアップさせる専門剤を塗って下処理をおこないます。訪問販売の業者によっては、やっつけ仕事でリフォームをおこなう会社もあるため、良質な業者か見極めることも大切です。

 

◇まとめ

屋根のリフォームを訪問販売の業者に頼んだときの、よくあるトラブル事例をご紹介しました。屋根のリフォームをおこないたいとき、インターネットの口コミなどを上手に利用して、良心的な企業を選ぶこともおすすめです。

一生に一度あるかないかの大規模なリフォーム、ぜひ失敗事例を参考に悔いのないリフォームをおこなってみてください。